宅地建物取引試験 人気試験の仕組みとは

宅地建物取引試験はユーキャンの人気資格ランキングでも2017年上半期に第6位と引き続き根強い人気資格です。宅地建物取引士の資格を取ると、何が他の不動産会社の社員と違うのでしょうか。中途採用では資格を持つ人は資格手当で1万~3万程が相場で出ています。

業務としては宅地建物取引士は下記3つを行う事が出来ます。

①専任取引士1人につき従事者を5人迄増やせる。

②重要事項説明の読み上げが出来る

③重要事項説明書、契約書への記名押印が出来る。

大した仕事ではなさそうですが①の効力が大きく、大手不動産会社は会社を休ませて、会社費用で研修を受けさせて合格させようとしています。CMでもやっていますが大手T社は営業の97%が保有していると言われています。ただし、業界で働いていると、確かに宅地建物取引士を持っている人の方が、持っていない人より知識があることがありますが、一概ではなく持っていなくても優秀な人は沢山います。

平成29年は258,511人が申込をして209,145人が受験をしていて、内5点免除の登録講習終了者は53,027人でした。内、32,644人が合格者となります。ここで気になるのが毎年どれくらいの儲けがあるからです。運営をしているのは不動産適正取引推進機構という所で、名簿を見ると、大学教授や銀行関連、主婦の会などが役員としていることが分かります。経常収益は2017年度で20億、2016年度で19億となっていてその中で最大限の収益がこの『宅地建物取引試験』で『受験料7,000円×受験者数258,511人(2017年)』=

 

『1,809,577,000円』

 

と最大限の収益となっています。毎年18億円。。。こんなに儲かる試験というのも中々少ないでしょう。この収益を守るために宅地建物取引士という資格が形ばかりで中身を伴わない人が多いのは非常に残念です。もう少し実務につながるような試験にして。もしくはもっと個人が評価される仕組みにして不動産業界の健全化を図るべきだと思いながら、明日も不動産業務をしてきます。

\